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高 浜 町

音海
Otomi


お と み


国道27号線を日置交差点で曲がり、高浜発電所に向かって海岸道路を約10分ほど走る。発電所より3分ほど走ると、内浦湾の音海区である。音海は内浦湾の外輪山(コニーデ火山)にある集落であり、道路はこの場所で行き止まりである。昔は舟が唯一の交通手段であったが、関西電力発電所ができて、約8kmのいい道路が開通した。
海に近いせいか波の音がよく聞こえ、だから「音海」だとも言われるが、いろんな説がある。
音海の集落は、昔、敦賀より漁師が移り住んだのが始まりだと言われている。確かに神社も気比神社で、祭神も神功皇后、応神天皇となっている。また、発電所の場所に集落があったが、その人々は昔敦賀へ移住したと伝えられている。
音海には断崖や大きな洞窟も残っていて観光ルートになっているが客は少ない。集落の裏側が日本海。
天望台に立つと若狭の作家・水上勉氏の「霧と影」の舞台を眺められる。
大師洞(たいしがほら)という舟で行かないと見られない洞窟があり、言い伝えでは、中には三つの岩穴があり、その水を舐めてみると、それぞれ酢の味、酒の味、醤油の味がするという。
日本海に面した大きな洞窟、風と波、それらが交わり音を出し、それが「音の海」、「音海」となったのではないだろうか。


山と海にはさまれた音海集落
古くから漁業が盛んであった。






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