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| おおい町(大飯) |
| 川上は、その名の通り佐分利川の上流に位置し、京都府との県境に接している。山岳部が多く、また谷も深い。佐分利川の源流である鳥谷、田井谷、鉱生谷、岸谷、新鞍谷が主な谷である。これらの谷のひとつ鉱生谷より約2kmの山腹に、「宝尾」という所がある。ここには昭和の初めまで4戸の民家が存在していた。 |
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| 宝尾には、欽明天皇の開基とされる摩野山一乗寺という寺があり、三十六坊があったという。宝尾権現や不動堂もあった。宝尾の絶破について、縁起は、大同2年(807)の高野山建立の際「諸国の真言宗僧侶皆集まりしが、一乗寺の僧寺格を鼻にかけて驕慢無礼なりしかば、衆僧に憎まれて讒言を受けて、それより暫時衰亡する」としている。 |
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| また、県境永谷峠の一角、谷水の分かれて逆になるあたりに、「逆谷(さかさまだに)」という所がある。室町中期守護一色時代に、一色五郎守邦という武士がここに城を構えていた。ここは国境要害の地で、山下に五畝歩ばかりの削平地が残り、その下方には切り立った「馬こかし」という絶壁が控えている。ある年、正月の酒宴の場へ白羽の矢が飛来して、城の柱に突き立った。矢の来た方を探すと、一頭の馬が絶壁の下に倒れていた。以来ここを「馬こかし」と呼ぶようになったという言い伝えがある。 |
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| 川上集落 |
現在、「宝尾」の場所には民家はないが、 川上集落全体では約80戸の民家がある。 |
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