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小 浜 市

甲ヶ崎
Kogasaki


こ が さ き


小浜市街の北に内外海半島がある。東から若狭湾に突出し、西の大島半島と向き合い小浜湾を抱いている。その内外海半島の入り口にあるのが「甲ヶ崎」である。5〜600年前までは海であったところが次第に砂に埋められ、陸地になったと伝えられている。「甲ヶ崎」の地名に付いては、昔この付近の海に亀に似た大岩があったので、「亀ヶ崎」「甲ヶ崎」と呼ばれるようになったと言われているが、現在この大岩は砂の中に埋まり残っていない。しかし、もう一つの大岩の話が残っている。
甲ヶ崎の旧県道脇に、竜王神を祀った大きな岩がある。室町時代南蛮船が若狭に来た時、この岩に船の纜(ともづな)を結んで、ここから貢物のゾウや孔雀、オウムなどを陸揚げしたという話が残っている。このことから、初めてゾウが日本に上陸したのはここ甲ヶ崎であると言われている。ゾウはここから若狭街道を通って平安京へと旅立ったのだろう。
諸国の船が出入りし、きらびやかに飾られたゾウや孔雀、華やかな異国の人びとの往来でにぎわった小浜港は、漁業、観光を中心として今もなお、海と深くつながっている。阿納尻の内外海小学校にあるゾウの石碑も、遠い昔を懐かしみながら海を望んでいる。


ゾウつなぎ岩
船を繋いだとも、ゾウを繋いだとも
いわれている甲ヶ崎のゾウつなぎ岩






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