| 「ジャックと豆の木」という童話をご存知だろうか。天まで届く大きな豆の木が出てくる話だが、小浜市にはそれにも負けないスケールの大きい話と、それにまつわる地名が残っている。 |
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| 小浜市街から国道162号線を南川に沿って5kmほど進み、口田縄(くちだの)集落から支流沿いに入っていったところが奥田縄(おくだの)集落である。 |
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| 昔、この集落の「滝の下長者」と呼ばれる家に異母姉妹がいた。ある日継母は自分の子でない姉を何とか追い出そうと考え、「裏山の畑に豆を蒔いて芽が出なかったら家を追い出す」と言って、妹には生豆を。姉には炒り豆を渡した。 |
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| 察した姉が神様にお願いしたところ、姉の蒔いた豆だけが芽を出したが、妹の豆を取り替えたに違いないと考えた継母に、結局追い出されてしまった。姉が裏山の畑で泣きながら豆の木にふれると、木はたちまち隣村に影が差すほど大きくなって天まで届き、姉は死んだ母のもとで幸せに暮らしたのだと言う。 |
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この豆の木からは千五百もの豆が採れたため「千石畑」と呼ばれ、今なお長者の屋敷跡とともに地名が残っている。 また、この豆の殻から3つの太鼓が作られ、大本山永平寺に伝わる豆殻太鼓はその1つであるとの説もある。 |