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小 浜 市

須縄
Suno


す の う


南川とその支流、須縄川に沿って広がる50戸前後の大字「須縄」は、戦国期に「すなハ村」という村名で現れている。江戸期に入ると、口田縄(くちだのう)、奥田縄(おくだのう)とあわせて「三縄(みなわ)」と総称されていた。「すなわ」を「すのう」と読むのは、語呂合わせのためか、言い易いためか、何故「すのう」と読むのかはっきりしない。
須縄川を遡っていくと、左側に鎮守の熊野神社があり、その境内に市指定文化財の十一面観音菩薩立像が祀られている観音堂がある。
縁起によると、泰澄大師が諸国巡歴の時、当地の「スノの大滝」をご覧になり、これこそ那智の勝景に異ならないと仰せになり、17日の謹行をなされて、この観音菩薩立像を彫刻され、奉安されたといわれ、大師が、雷の結界を修されてから、雷害がなくなり、雷除観音としても有名である。
この地の耕地は、田、畑が相半ばであったため、江戸期には、ウド・セウマ・キキョウ・シャクヤク等薬草の産地でありゴボウ・大根などは、当地の名産であったといわれ畑物が盛んであったことが窺える。また、明治期から大正期にかけては、大規模な石灰製造が行われていた。


熊野神社


ひとくちメモ
若狭地方の伝統工芸「うるしダルマ」。製品は所定の容器内に色付うるしを流し込み、乾燥後とりはずし、小割、研磨して仕立てたものでうるしの固まりである。手作り業のため、同形のものはなく、一つ一つが変化に富んだ独特の配色、形態を現しており、顔も大きさや形に合わせて一つ一つ手描きされている。






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