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| 小 浜 市 |
| 毎日多くの自動車が行き交う国道27号線沿い、「湯岡」という地区がある。ここには、こんな話が伝わっている。 |
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『昔、稲岡の里(湯岡)にはお湯が沸いており、旅人や近在の人々がよく訪れ大繁盛していたそうだ。
湯の沸いている近くの池谷に、大きなタモの木が茂っていたが、あるとき、地震でひっくり返った。ところが不思議なことに、ひっくり返ったまま根が生き返って、やがて青々と枝を張り成長した。村の人たちはその不思議さに驚き、お湯の神様がタモの木を生き返らせたのだろうと、ますますお湯に入る人が増えたという。 |
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| ある時、遠くから馬に乗った旅人がこの稲岡の湯に入りに来て、あまりいい湯だったので、長旅を一緒にした馬も湯に入れてやった。ところが、馬のような畜生を洗ったため湯の神様が怒ったのか、今まで湧き出ていたお湯がピタッと止まってしまったそうだ。それ以来、この地は「湯岡」と呼ばれるようになった。』 |
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| 湯が沸いていたという場所は、この地にある宝積寺の近くで小さな池となり、その面影を残している。 |
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| 宝積寺の近くの小さな池 |
昔はフナも泳いでいたという池は今農繁期だけ 水を引き稲の苗床に利用されている。 |
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