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おおい町(名田庄)

三重
Mie


み   え


名田庄村のほぼ中央北端部。現小浜市の中名田に接し、京都と小浜を結ぶ丹波道の出入口的位置を占める。字兵瀬(ひょうぜ)の三段滝にある不動明王尊には、こんな伝説がある。
『昔、雪の降る寒い夜に、荷物を背負った旅人が、三重の田中弥兵の門戸を黙って開けて入ってきた。旅人は、無気味に思う家人の前に荷物をおろしてから初めて口を開き、「私はお不動さんを背負って諸国を巡っているが、ここまで来たら急に足が重たくなり、どうしても前に進めなくなった。これはきっとお不動さんがこの地にとどまりたいとおっしゃっているに違いない。守り本尊としてここに祀ってほしい」と語った。弥兵は、他ならぬ神のこと、何かのお告げかもしれないと思い、その不動像を預かり床の間に安置して祀ることにしたという。
しばらくの間お祀りしていたものの、なんとなく気がかりだった弥兵は、ある時某所で占ってもらったところ、「その不動さんは大変あらたかなお方であるから、兵瀬の三段滝に移してお祀りなさい」というお知らせがあった。弥兵は村人と相談をして、現在のように三段滝のところにお祀りしたという。』


不動明王を祀る三段滝
参道は村民の協力によって
昭和49年に造られた。  






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