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| おおい町(名田庄) |
| 西谷の氏神「日枝(ひえ)神社」の境内にそびえる銀杏の大樹には、大きな乳首様の実がなる。村人はこれを乳銀杏といってあがめているが、それはその形状からだけでなく、次のような伝説を秘めているからである。 |
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| 『この社の近くの小さな谷に、ひときわ美しいお姫様が住んでいて、日毎琴をひいて優雅な暮らしをしていたという。村人はこの谷を「琴の浦谷」と呼んでいた。 |
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やがて姫君は結婚して妊娠し、出産のとき大変な難産で苦しんだ。それで西谷の人々が駆けつけ、みんなで力を合わせて手伝って、ようやく出産したという。姫君は村人の親切に深く感謝して、「今後この西谷の産婦の方々には絶対に難産がないようにお祈りをささげる」と言い、今の社の地で厳かな祈りをしてくれたとのこと。 それ以来、西谷には難産がなくなり、村人は日枝神社を安産の神としてあがめるようになったという。』 |
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| 境内の乳銀杏の大樹は日枝神社の神木である。ちなみにこのお宮さんは「産王大権現、若宮八幡」とも言われている。 |
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| 日枝神社の乳銀杏 |
| 昔は産婦や乳の出の悪い人々がよくお参りした。 |
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