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若狭町(上中)

中島
Nakajima


な か じ ま


上中町堤には、上中島、下中島というところがある。
若狭の長寿伝説で有名な八百比丘尼(人魚の肉を食べて800歳まで長生きしたといわれる。八百姫(やおひめ)ともいう)は全国を旅して歩いたので、各地にその足跡をしのばせる伝説があるが、堤の中島には、八百姫が旅の途中に大夕立に会い、着ていた衣を掛けて乾かしたというタモ(松ともいわれている)の木があった。「八百姫衣掛けのタモ」といわれていたが、土地改良工事で完全に姿を消してしまった。
「島」は「嶋」とも「州」とも書かれ、海や湖の中だけでなく周囲を水で囲まれた陸地を指す名称で、島状の土地のことであるといわれている。現在の地形からは想像できないが、北川は古くは堤防のない荒れ川で、野木(のき)地区へ蛇行していて、この付近は川沿いで道がついていたといわれている。
また、一説には衣を洗った川の水は赤くに染まったという微笑ましい話も残されている。


現在の中島付近
荒れ川の面影はなく静かな田園風景が広がる。






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