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若狭町(三方)

三十三間山
Sanjyusangenzan


さんじゅうさんげんざん


三方町の南西部、上中町に近いところに三十三間山がある。標高は842mで、日帰り登山のハイキングコースとして、春から秋にかけて、地元をはじめ京阪神からも多くの登山客が訪れる。国道27号線沿いにある倉見(くらみ)集落から登山道があり、約4kmの道のりを2時間ほどで頂上にたどり着く。途中はアカマツ林やカエデ、クリ、クヌギなどの混成林。頂上直下の尾根一帯は、草原が広がり絶好の休憩所となっている。此処からは眼下に三方町、遠くに若狭湾や遥か青葉山を望むことが出来る。稜線は滋賀県との県境となっていて、東を眺めると、天増川をへだてて三重岳の山あいにかすかに琵琶湖も見られる。
この山の名の由来は、京都の三十三間堂の用材を切り出したためと伝えられている。また、三十三間山にはこんな話も残っている。このあたりの山は、昔は近江の山であり、酒波寺(滋賀県函館山山麓にある古寺)の寺領であった。織田信長が越前の朝倉氏を攻めたとき、山手米という一種の税金を賦課したが、酒波寺では納税できなかったので、このあたりの山を三方に与えるかわりに、三方から山手米を出してくれと言うことになった。そこで、当時この地方で勢力のあった倉見の左近という豪族が、酒波寺に寄進という形で山手米の処理をしたという。その時いっしょに成願寺(三十三間山山麓の集落)の闇見(くらみ)神社にあった大般若経の経巻600巻(実際は599巻)を酒波寺に納めたと言われている。かつては、往来のための近江坂と呼ばれる峠道が三方から酒波寺に通じていたが、現在は使われることもなくルートも定かではない。
参考文献「北山の峠」 ナカニシヤ出版


三十三間山
2時間程で登れるこの山は、学校の遠足にもよく利用される。






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