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| 若狭町(三方) |
| 食見と書いて「しきみ」と読むこの集落では、古墳や弥生式土器が発見されており、約1500〜1800年前から人が住んでいたとされる。ところが、寛永13年(1636年)背久見浦の庄屋がお年寄衆中宛に提出した「世久見浦納祖の由来」具申(『世久見渡辺文書』)には、「世久見浦の内にしきみと申す谷あり。このしきみ谷には60ヵ年余りさきまで家が1軒もなく、猪猿がたくさん出て田畑を荒らし作物もできなかった。しかし、他所から牢人1人、背久見へ来たので、かくまって猪追いをさせた。」とある。長い歴史の間には、人が住まなかった時期もあるかもしれない。 |
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| 食見は、世久見湾に面し、長さ800mの海岸を有してはいるが、近年まで漁業権は持たなかった。僅かな田畑・山林・製塩が主産業であったと思われる。昭和46年、世久見湾が海中公園の指定を受けたことに伴い、海岸沿いにあった水田のほとんどが公園用地として県に買収され、海岸保全事業によって海岸は海水浴場として整備された。昭和61年世久見トンネルが開通するまで、交通は山越えの林道しかなく陸の孤島であったが、国道162号の集落区間が完成し、一躍リゾート地として生まれ変わってきた。 |
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| 地名の由来は、前述のとおり、谷の名前であったかもしれないが、風光明媚な景色を見ながら、海の幸を食するにふさわしい所として今も昔も変わりなく、食べる、見るがそのまま集落名になったとしても不思議ではない。 |
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| 食見海岸 |
| ◆ | ひとくちメモ |
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食見を含む世久見湾は、海中公園にも指定されるほど透明度の素晴らしい海である。また、食見にある「若狭三方マリンパーク(福井県海浜自然センター)」は、自然を学習できる体験型施設で、メインの水槽では、泳ぐ魚に直接手で触れたり、餌をあげたりすることもできる。
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