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敦 賀 市
獺河内
Usokochi


うそこうち


「獺河内」の歴史は古く、建武時代(1334〜1335)とも延元時代(1336〜1339)とも言われている。その昔、高早某が越前方面に赴かんとして道に迷い、日が暮れても元の道に出ることができず、ついにこの地に居を定めたと伝えられる。これは高早某が獺(かわうそ)に魅せられたというので「獺河内」と名付けたという。
木の芽川が集落の中を流れ、仙人谷と呼ばれる深い渓谷に滝がかかり、その上には県の天然記念物に指定されたカツラの巨樹があって、一方では「天狗の的岩」と呼ばれる巨岩が大空に向かって立っているという景観は、まったく俗界を離れた別天地であったと思われ、昔は獺がいたというのもうなずける。
大正5年(1916)、この地に北陸本線新保駅が設けられたが、敦賀からの列車は急勾配のためスイッチバックしなければ登れないほどの難所であった。昭和33年の北陸トンネル開通と同時に廃線となり、今では廃線の跡が国道476号線になり、今庄までの道として利用されている。
なお、敦賀には「河」を「こ」と読ませる集落が、他にもある。「黒河」「吉河」「小河」「小河口」「池河内」の5つである。


国道476号線
かつてはこの坂を黒煙をはきながら
SLが駆け上がっていた。      






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