季節が育む、おいしい さかな

●さば
背中は緑色の地に黒色の波状をした紋が側線の下までのびています。沿岸、沖合いの水深0〜250m層を移動回遊し、全長50cm位になります。まき網、定置網、釣で漁獲され焼物、煮物、酢じめなどいろいろな料理に用いられます。また、福井県では浜焼サバ、なれサバ、へしこ等に加工され特産品となっています。ビタミンB2の含有量はさかなの中でNo.1で、不飽和脂肪酸が多く、成人病の予防に役立ちます。

●若狭かれい
体は薄くて細長く、柳の葉に似ていることからヤナギムシガレイの名が付きました。ササガレイ、アマガレイなどとも呼ばれています。水深80〜150mの砂泥底に生息し、全長30cm位にまで成長します。福井県では9〜10月に底曳網で漁獲され、薄塩の生干しはカレイ類の中でも絶品とされています。 

●アオリイカ
ヤリイカに比べて体は平たく、大きな鰭があります。水深50mより浅い沿岸域に生息し、胴の長さが45cm位に成長します。福井県では、大型のものが春に漁獲されますが、量は少なく、秋に小型のイカが定置網や釣でまとまって漁獲されます。ほとんどが刺身として利用され、イカの中では最高級品とされています。
とれどきカレンダー
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
さば                        
若狭がれい                        
越前がれい                        
アオリイカ                        
クエ                        

●ずわいがに
いわずと知れた福井の味の代表格で、県の魚にもなっています。メスガニはセイコガニと呼ばれオスガニと区別されます。よく似ているものにベニズワイガニがありますが、これは腹側まで赤いので区別できます。水深200〜400mの砂泥域に生息し、11月〜3月に底曳網で漁獲されます。ゆでて食べるのが最も一般的ですが、洗い、焼蟹、カニ飯等にも利用されます。

●若狭ふぐ
体色は青みを帯びた灰褐色で、臀鰭は白色、胸鰭の近くに白く縁取られた大きな黒い斑紋が1個あるのが特徴です。沿岸域の潮流の早いところに生息し、全長70cmに達します。福井県では若狭地方で養殖が盛んに行われ、冬の味覚の代表格となっています。肉、皮、精巣、血液は無毒ですが、肝臓と卵巣には猛毒があります。刺身(てっさ)、鍋物、空揚げなどに利用されます。

●甘えび
生で食べると甘みがあることからこう呼ばれていますが、体色が赤いことからアカエビと呼ばれることもあります。成長するにつれて雄から雌に性転換をし、10〜11年かかって体長12cm程度になります。水深200〜500m付近に生息し、底曳網で漁獲されます。刺身、すし種のほか空揚げ、汁物、茶碗蒸しなどの料理に利用されます。

●かき
左右不揃いの2枚の殻からなり片方はほぼ偏平で、殻表面は複雑でひだのようになっています。福井県では小浜湾で養殖されており、1年物で殻長9cm、殻幅5cm位まで成長します。鍋物、蒸し物、フライなどに利用されるほか、焼きガキ、蒸しガキなど殻付きのままでも料理されます。タウリンが非常に多く、血中コレステロールの改善作用があります

とれどきカレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
越前がに











若狭ふぐ











甘えび











若狭のかき











寒ぶり











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若狭路 旬のおさかな
●クエ
めったにお目にかかれないため、幻の魚と言われている魚。別名「アラ」とも言います。市場ではふぐを上回るお値段で、入手は大変困難。近年、若狭町では養殖に成功し、食べることが年中食べることが可能となりました。クエは一度食べたら他の魚は食べられないと言われるほどの美味。味は淡白、身はぷるぷるとしてコラーゲンもたっぷり。また、クエは捨てるところがありません。余すことなく味わえます。天然物の旬は10月〜3月。

●寒ぶり
ふゆの最も寒い時期 12月〜2月 にかけて寒ぶりの大網漁が行われます。水揚げされるぶりは10kg以上ある大物。脂がのって身が引き締まったぶりは、極寒の時期だけ味わえる極上の味です。刺身や定番のぶり大根も最高ですが、切り身を昆布だしにくぐらせポン酢でいただく「ぶりしゃぶ」はさっぱりしていて格別の味わいです。